2010年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
いよいよ多くの学生諸君は就職活動の準備期から本番期に突入していくことになる。
外の冷たい風同様に、円高・株安、不況が日本経済にすっかり腰を据えてしまい、雇用は危機的状況、特に新卒採用に相変わらずの影響が出てくることは想像に難くない。とはいうものの、まあ、焦ることはない。今は、自己分析を中心に据え、情報収集と同時並行で自己PR・志望動機をじっくりと練る時間に当ててほしい。
さて、代表的な自己分析の方法に「自分の過去の体験を振り返る(掘り起こす)」というものがある。自分の過去の棚卸しというものだ。高校〜大学時代に自分が何に取り組んできたかを詳細に書き出していき、そのさまざまな体験から自分に共通する特徴などを発見していくことが目的なのだが、この作業は案外「ただやっただけ」に終わってしまうことが多い。このあたりが、自己分析のつまらなさを象徴しているともいえる。
この作業を成果に結びつけるためには、学生時代の自分の活動(それはサークル、ゼミ、バイト、ボランティア活動、勉強、留学経験など何を書き出しても構わない)を書き出す際に、以下の6つのキーワードで一つひとつの体験、行動を分解してみることだ。これまでのさまざまなエピソードや体験が一見バラバラに思えても、実は自分の行動には常に共通項(これを「特徴」という)があるということを発見できるとすばらしい。
6つのキーワードとは、
1.活動項目−何をやったのか(What)
2.動機・目的−なぜやったのか、何のためにやったのか(Why)
3.活動プロセス−どのようにやったのか(How)
4.結果−どんな成果をあげたのか(Result)
5.学習−プロセスから得たこと、学んだこと(Learning)
6.行動変容−上記1〜5の後、自分の行動がどう変わったのか(Change)
である。学生時代に取り組んだことを分解していくと、1はバラバラであっても、2〜6のどこかに共通点があることに気がつく。たとえば、すべての経験が同じ動機から着手していたり、常に同じようなプロセスで取り組んでいたり…。それが「自分の共通点=特徴」なのだ。共通点とは“いつ、いかなる場面・場合でも発揮できる自分”なのだ。逆に言えば1の「何」は重要なことではなく、特に2〜4の部分が大切なことがわかるはずだ。
自分がこれまでやってきた大学でのサークル活動、アルバイト、ボランティア活動、ゼミでの発表、海外旅行といった一見何の脈略もないように思えた経験が、実は同じ共通の動機(例えば、チャレンジ精神、好奇心、新しい物好き、将来に役立つ…)からスタートしているといったように…。
このように自分の過去の行動から「動機編」「行動編(プロセス)」「成果編」「得たこと編」「行動変化編」などそれぞれ共通項を発見してみるといい。体験を通じて自分の特徴が見えてくる。それが活きた自己分析につながり、職種選択や自己PR作りにも役立つ。
誰だって慣れたやり方、自分の特徴が活かせる仕事がベストなのだ。
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