VOL.5「自己分析で、自分の軸足・基軸を発見せよ」

 2011年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
いよいよ大半の学生諸君は、就活の準備期から本番期に突入していく1月になる。


 外の冷たい風同様に、円高・株安、不況が日本経済にすっかり腰を据えてしまい、雇用は危機的状況、特に新卒採用には大きな影響が出てくることは想像に難くない。とはいうものの、まあ、焦る必要はない。今は、自己分析を中心に自己PR・志望動機をじっくりと練る時間に当てるとともに、情報収集と同時並行でエントリーを進めていけばいい。

 さて、自己分析の代表的な方法に「自分の過去の体験の棚卸し(振り返り、掘り起こし)」とがある。高校〜大学時代に自分が何に取り組んできたかを詳細に書き出していき、そのさまざまな体験から自分の行動や体験の共通項や特徴などを発見していくことが目的なのだが、この作業は「ただやっただけ」に終わってしまうことが多いし、つまらなさを感じて端から取り組まない、途中で早々と見切りをつけてしまうことが多い。

 この作業を就活の成果に結びつけていくためには、学生時代の自分の活動(サークル、ゼミ、バイト、ボランティア活動、勉強、留学経験・・・など何を書き出しても構わない)を書き出す際に、以下の6つのキーワードで一つひとつの体験、行動を分解してみることだ。これまでのさまざまなエピソードや体験が一見バラバラに思えても、実は自分の行動には常に共通項(これを「特徴」という)があるということを発見できるとすばらしい。

 6つのキーワードとは、
 @活動項目−何をやったのか(What)
 A動機・目的−なぜやったのか、何のためにやったのか(Why)
 B活動プロセス−どのようにやったのか(How)
 C結果−どんな成果をあげたのか(Result)
 D学習−プロセスから得たこと、学んだこと(Learning)
 E行動変容−上記@〜Dの後、自分の行動がどう変わったのか(Change)


 である。学生時代に取り組んだことを分解していくと、@はバラバラであっても、A〜Eのどこかに共通点があることに気がつく。たとえば、すべての経験が同じ動機から始まったり、毎々同じようなプロセスで行っていたり…。そうした自分の共通点が「特徴」なのだ。共通点とは“いつ、いかなる場面・場合でも同じような行動をする自分”なのだ。@の「何」は重要ではなく、A〜Cの部分が自分を知るには大切なことなのだ。

 自分がこれまでやってきた大学でのサークル活動、アルバイト、ボランティア活動、ゼミでの発表、海外旅行といった一見何の脈略もないように思えた経験が、実は同じ共通の動機(例えば、チャレンジ精神、好奇心、新しい物好き、将来に役立つ・・・)からスタートしているといったように…。
 このように自分の過去の行動から「動機編」「行動編(プロセス)」「成果編」「得たこと編」「行動変化編」などそれぞれ共通項を発見してみるといい。体験を通じて自分の特徴が見えてくる。それが活きた自己分析につながり、職種選択や自己PR作りにも役立つ。 多くの人は、日々、自分の得意技・特徴で活かして生きているのだ。


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