VOL.7「合同セミナーを活用せよ」

 2月は合同セミナー・説明会(企業展などイベント型説明会)が就活の主流になるはずだ。今期の開催は前倒し気味だったが、それでも2−3月がピークになると思う。厳しい就職環境を反映して、各地で早めに開催されている説明会は活況を呈している。首都圏の説明会では参加学生数が延べ2−3万人になるのはざらのようだし、加えて、地方大学の学生も目立つようになってきた。やはり地方の求人は少ない。そこで、バスツアーさながら団体での参加となるようだ。

 逆に、企業側は、業績は好調・増収増益の中であってもなかなか採用に積極的になれない。既卒にも採用枠を広げる話題が出てきたと思ったら、日本郵政の採用中止など重苦しい空気も流れる。採用増かと思ったら「外国人採用枠」の拡大ということもザラ、日本人の枠が減るという新しい現象も出ている。厳しさはいや増している。

 今の時期、学生諸君にとっては、合同セミナー・説明会は貴重な就活ツールといえる。個別企業の説明会の開催時期や開催数はそうそう増えるものでなく、エントリーやエントリーシート対策と併行して2月の就活の主流になる可能性がある。反面、こうした状況をチャンスととらえて、知名度は低くても優良企業や成長企業をゲットする機会でもある。また、その場にいるだけで他の学生の積極的な姿勢に刺激を受け、自分を鼓舞するきっかけになるはずだ。時間の許す限り参加することだ。合同説明会の利点は、以下4つある。

1.人事担当者との接触の絶好の機会、面接の練習になる
企業ブースを回ることで人事担当者との接し方、敬語の使い方、コミュニケーション能力向上のチャンスと考えればいい。いろいろと人事担当者と会話をしてみる、企業の考え方も理解でき、自分の研究不足も明確になる。練習の場として活用すればいい。

 2.効率良く業界研究ができる
志望する企業が参加していなくとも、同じ業界の企業を回ってみる。業界研究の一環と思えばいい。別の角度から応募企業を見ることもできるし、業界のことを詳しく教えてくれる。同じ業界の企業を複数回れば、相違点や共通点が明確になる。

 3.自分の向いていない業界も確認できる
就活期間内ですべての業界・企業を回ることは不可能だ。合同説明会で数多く回ることで、「自分には向いていない」「予想通り、この業界はイヤ」が確認できる。「食わず嫌い」「研究しない視野の狭さ」の解消にもなる。

 4.合同説明会の出会いが内定に直結する
それまでノーマークだった企業と、合同説明会で接触して内定に結びついた例は多い。就活にとって有効な手段の一つとして認識することだ。 やがて個別企業の会社説明会が始まるが、今年の開催数にも限りがあるだろう。だからこそ、重要な機会ととらえて、最大限に利用することが大切だ。


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