2月は、多くの学生にとって合同セミナー・説明会のピークでもあり、前回のコラムで活用の視点を4つほど挙げた。大いに参加してほしいのが合同セミナー・説明会だが、就活情報サイトを開催する多くの就職情報会社、新聞社・放送局、行政や商工会議所など各種団体が相当な数を開催する。といっても、中心は東京、大阪、名古屋など大都市圏、次いで、札幌、仙台など政令市を中心とした大都会と、開催場所については残念ながら偏りがある。筆者が関係している青森県では3-4回と数えるくらいしか開かれないが、大都市・大都会はその10数倍の合同セミナー・説明会が開かれているのが現実である。
当然のことながら、そこにいる学生の数、その地域で採用する企業の数の需給バランス、市場規模によって開催数に違いが生ずる。これは致し方ないことでもあろう。
しかし、開催数が少ない地方の学生は、その状態に甘んじてしまっていいのだろうか。それこそ、嘆いている場合ではないのだ。自分の地域で開催される合同セミナー・説明会はすべて参加するのはもちろん、例えば、青森であれば近隣県である秋田・岩手に足を運ぶ、あるいは、東北6県を一つのブロックとして捉え仙台開催に参加してみる。そして、さらに足を伸ばして東京…と、活動範囲を広げてみることだ。もちろん、そうした活動には大きな課題が生じる。
一つは、「東京では働きたくない。地元で働きたい」である。確かにそれは大切なことだが、地元での求人がないのだから働く場所を見直す必要はあるだろう。あるいは、東京本社の会社でも地元に事業所(支社・支店、営業所、工場等)があるなら、そこへの勤務も考えられるはずだ。あれこれ言う前に、まず可能性を追求することが先決ではないだろうか。
二つ目の課題は、交通費・宿泊費など金銭的なものだ。もちろん、夜行バスなど交通費を安く済ませる工夫をするとともに、弾丸ツアーではないが夜行バス−夜行バスで宿泊費を浮かすことも可能。さらに、合同セミナー・説明会が集中的に開催される時期を選んで、東京近郊の親戚などの家を起点に2-3日厄介になることも考えられる。以前、テレビで各都道府県が東京などに宿泊所を持っていることが多く、県民として安く利用できるので、そこを起点に就活している学生が紹介されていた。そうしたことも検討してみるべきではないか。とにかく、こうした時代はあの手この手の活動が必要なのだ。
合同セミナー・説明会の2月のピーク時を過ぎると、単独の企業説明会の季節に突入する。合同セミナー・説明会の開催は皆無とはいわないが、ガクンと開催数は減る。次のピークは5-6月、そして秋以降になる(企業の採用選考が3-4月に最盛期に突入することが合同セミナー・説明会の開催時期でわかる。採用選考が佳境にはいると、合同セミナー・説明会に参加している場合ではなくなるのだ)。
さあ、就活の成功を目指して、合同セミナー・説明会を積極活用していこう。
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