VOL.13「今年の就活は、これからだ!」

 東日本大震災により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被災された皆様、そのご家族に、心よりお見舞いを申し上げます。また、一日も早い復旧と平穏な生活に戻れますよう心よりお祈り申し上げます。

 さて季節は早いもので5月中盤、やがて梅雨入りシーズンを迎える。大震災から1ヶ月半、未だ復興の足音は鈍く福島も危機的状況ではあるが、随分と落ち着きを取り戻してきた感がある。

 このHPを読んでいる学生諸君は、本来ならこの時期、内定・内々定出しのピークを迎え「ガッツポーズ」を出せたのかもしれない。しかし、残念ながら、というよりも被災地、被災者の就活との公平性確保での採用選考延期もあり、展望が描けない人も多いと思う。「いざ、本番!」と意気込んでときに、急ブレーキをかけられるように採用活動の中止、中断、延期に遭遇して、モチベーションが一気に下がった人も多いと聞く。気の毒だとは思うが、非常事態時の就活だと意識や気持ちを切り換えて立て直していくことだ。被災者は言い訳もしないで、頑張っているのだ。彼ら彼女らには不満をぶつける先もない。焦りもあるだろうが、就活は「内定を早く獲得する」ことが目標ではない。

 だから「景気が悪い」「震災があったから」「採用が少ない」など環境のせいにするのはやめよう。こんな厳しい状況下であっても、3月末に内定を獲得している学生も多い。まずは、志望企業や規模や業界を再検討する必要がある。震災の影響度や業界そのものの状態、国内市場の飽和感など、採用意欲を阻害する要因に注目することだ。自動車を始めとする製造業もやがて回復基調に戻るとはいえ、国内需要はか細い。視野、視点を中堅・中小企業まで広げていくことも重要だ。

 また、これまでの就活を振り返り、どの選考プロセスで停滞してしまうのかを明らかにすることだ。採用のパイは狭い。エントリーシート・集団ディスカッションも基準のバーは高止まりしている。その企業に入るに必要な能力を見るのが、その企業の採用選考システム・ESの設問であり、そこを通過できないのは「その企業で働く資格なし」の結果として受け止めるしかない。

 面接が弱いと感じる人は、就職部(課)に行き模擬面接を実施してもらう。内容面(自己PR、志望動機、その他質問への返答)だけでなく、面接時の態度、表情、視線など面接官に与える印象もアドバイス、指導してもらうと効果的だ。

 同じミス、誤りを続けていいほど、これからの応募先は豊富ではない。しかも、実際の就活では自分の面接での姿をチェックできる機会は少ない。だからこそ、他者からチェック、評価・アドバイスもらえる機会は大切にすることだ。そこから立て直しのヒントが発見できるかもしれない。言い訳はもうしない。前に進んでいこう。



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