東日本大震災により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被災された皆様、そのご家族に、心よりお見舞いを申し上げます。また、一日も早い復旧と平穏な生活に戻れますよう心よりお祈り申し上げます。
例年より1ヶ月半ほど遅れ気味だろうか。この1週間あまりの間に、学生から内々定の連絡がボチボチ届き始めた。大手から中堅企業層での内定獲得報告が相次いでいる。昨年10月に就活がスタートし、半年を超える期間、長く辛い日々だったことは想像に難くない。その間に大震災に遭遇した。それでも第一志望の内々定であれば、大変な価値である。
しかし、現実は厳しい。元々、超が3つくらい付く就職難、そこに震災と不景気が重なり、電力事情による生産の停滞もある。少ないパイに多くの学生が殺到し、厳選され激しい競争になる。その結果が、一握りの学生への内定だ。それが現実である。
ポツリポツリと内定報告が来る一方で、落ちまくり学生からのメールも後を絶たない。ある調査によると、今年の学生は10月〜4月までの平均エントリー数は77.6社、しかし、この5−6月の内々定出しピークを過ぎれば、苦労してエントリーした企業の大半も全クリアになる。就活は、大手やブランド企業の採用の終結を待って、第2段階に向かい中堅・中小企業への採用活動が始まる。これまでの就活への反省は大切だが、嘆いていてばかりはいられない。前を向いて歩みを止めない、これからが本番と思うことだ。震災の揺り戻しもあって、どこで採用増に動く企業があるかわからないのだ。
状況は最悪期にまだあり、明るい兆しはほとんど見えてこない。今春卒業の学生よりも厳しいだろう。しかし、ここで先送りしたり、逃げたりすれば、先々への希望も消えかねない。事態は悪循環に陥る。それは、卒業延期制度の利用学生の増加、企業の採用選考プロセスや採用基準の厳格化、加えてこれまで離職率が激しく(パート、アルバイトも定着しにくく)絶えず大量採用を志向していた外食や小売業で、現有社員が辞めないことにより採用枠の減少、採用意欲は旺盛でも海外進出などの戦略上の要請もあり、一部業界・企業では新卒の半分を外国人留学生に占められる外患も加わる、災害の影響が今後も色濃く反映されること・・・新卒を取り巻く環境はどんどん厳しくなっていくのだ。
そのうえ、学生間の格差がますます拡大・加速している。昨今の厳しい中でも10社前後の内定を持っている学生、震災の影響をものともせず前に進む学生も多くいる反面、まったく就活で企業に相手にされないような学生も多く、滑り止めと思っている会社ですら、面接にも進めない。そして、不本意(当然)ながら大学院進学、卒業延期に走る。八方ふさがりであり、悪循環、負のスパイラルに陥っていっていく。
そうならないためにも、覚悟を決めて本気で取り組むことだ。幸いにも、採用活動は今後も続く。諦めたり、逃げたりしないことだ。
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