VOL.16 「厳選採用を乗り切れるか2」

 前回の続きを話していく。この厳しい就活を乗り切れない理由を、少々独断と偏見気味だが、思いつくままに問題提起していく。

 1.自己分析不足
 圧倒的に不足している。ちなみにエントリー一つ取っても「なぜ、その会社に応募するのか」の理由がなく、人事担当者から見れば「なぜ、あなたは我が社を応募したのですか」「自己分析の結果、応募したのですか」の根拠が曖昧すぎる。だから、落ちる。最近、就職予備校・就職塾的なものが出てきたが、彼らが成果を出しているのはノウハウやテクニックを教えていることではない。徹底的に自問自答、自分の過去や未来を考えさせるからに他ならない。自己分析によって自分を知ることが就活成功最大の鍵である

 2.大企業志向
 大企業志望が悪いとは言わない。チャレンジしてほしい。しかし、厳しい戦いの覚悟はあるのか。全国の中堅・中小企業は419万社、全体の99.7%を占める。上場も含めて(サントリーのように非上場もある)大手企業と言われる企業は1万2千社0.3%、お馴染み就職人気企業ランキング上位300社は全体の0.007%に過ぎない。採用数に違いがあり単純には計算できないが、約1万2千社の大手企業に就職希望学生約44万人が応募してくる中での戦いだ。そして、1,000人以上のいわゆる大手企業の求人倍率0.55倍・求人数は16万人、業種・企業を選ばなくても実際は4人に1人就職できるかできないかである。加えて、応募者殺到は競争率を高める、大手企業はグローバル市場や高度な競争環境での戦いが多いから、語学力や知的基礎能力の要求水準は格段に高い。そこで働けるか、である。

 3.採用選考プロセスに耐えられるか
 大手に限らず応募者の多い人気企業の採用選考は、ボリュームのあるエントリーシートから始まり、面接選考まで多種多様な手法で組み合わされている。適性検査一つとっても、SPI2、玉手箱、TG−WEB、WEB−CAB、リクルーティング・ウイザード、WEB−IMR、ESP、TAL、SCOA−A、IMAGES、GFTと、WEBやペーパーと多くあり、中には第1回第2回と複数の検査をやる企業もある。これにTOEIC、筆記試験・専門知識試験、集団討議面接やプレゼンテーションテストなどが加わる。その中で勝ち残ったものだけが、晴れて内定をゲットできるのだ。

 そのプロセスを乗り切れるほどの能力と準備をしているか、である

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